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牛のことを
第一に考えられる
牧場であるために。

最先端技術と人の手による牧場運営。
その両立が、高品質な生乳づくりに
つながっています。

熊本県合志市の市街地のまんなかに、約2haの広大な牧場を有する石坂ファーム。古くからこの地で酪農を営み、就農時、
乳牛20頭からはじまった牧場は、法人化を経て、現在では約1000頭にまで規模を拡大しています。大規模な牧場で、高品質な
生乳づくりを可能にしているのは、10数年前から、全国でも先駆けて導入している牧場のオートメーション化と飼料へのこだわり。
機械にできること、人の手、人の目でしかできないこと。その両輪で、牧場運営に取り組んでいます。

Mechanization

石坂ファームが牧場のオートメーション化に着手したのは、2002年の法人化を機にはじめた生乳生産量を増やすための取り組みの一貫として。最初はロボット搾乳機1台の導入からスタートしました。酪農牧場は、1日24時間365日、休むことなく動いています。その環境のもと、搾乳や牧場内を清掃する手間を省力化する機械化は牧場経営に大きなメリットを生みだしています。

24時間搾乳可能なロボット搾乳は、牛たちがそれぞれの良いタイミングで搾乳することができ、生産量の向上だけでなく、牛のストレス軽減にもつながっています。働く人の負担を軽減した分、人の目による牛の管理が行き届くようになり、搾乳の回数や、生乳の状態、食事や反芻の回数など、あらゆる面から健康状態を個体毎にデータ管理を行っているので、いちはやく牛の病気に気付き、対処することができます。最先端の機械を導入しながら、10数年間蓄積してきた経験の中で、牧場の機械化は、牛にも、人にもやさしい技術であることを実感しています。

Machine

LELY社 アストロノート(搾乳ロボット)

LELY社の搾乳ロボットは牛の自発的な訪問を前提とし、牛に優しい設計になっています。このロボットは搾乳を自動化するだけでなく、個体別・分房別に乳色、電気伝導率、乳温(参考値)、搾乳時間、乳成分(乳タンパク・乳脂肪)等を計測し、異常乳(分房)・異常個体を検知する機能を備えています。

LELY社 JUNO(餌寄せロボット)

この餌寄せロボットは超音波センサーで壁やフィードフェンスとの距離を読み取りながら走行します。餌寄せを自動化することで労働力の軽減につながるのはもちろん、人力よりもこまめな採食が実現する事で牛群全体の乾物摂取量が増加し乳量にも良い影響を及ぼします。

Pasture

高品質の生乳づくりのために、牛に与える飼料にも高品質を追究しています。飼料の原料となるとうもろこしは、牧場のまわりの畑で自社栽培したものをつかっています。とうもろこしは栽培から収穫まですべて自社で行い、牧場の人間の手で育てた間違いのないものを牛に与えています。 また、主原料となる牧草はアメリカやオーストラリアから品質の高いものを輸入。牧場主自らが現地を視察し、環境とその品質を目で見て確認したものを厳選しています。

自分たちでつくれるものは、つくる。つくれないものは、最高のものをとことん探し求める。その揺るぎない考えのもとに、飼料づくりに向きあっています。それは、牛たちが食べるものが、そのまま生乳の品質につながり、やがて私たちが口にするものになるから。良い製品をつくるために、飼料づくりを最も大切なこととして取り組んでいるのです。

Genetic test

牧場で生まれた仔牛は、血液を採取し、遺伝子検査を行っています。この検査によって、乳牛としての将来的な能力や、病気をしやすいかどうかなどがわかります。能力の高い牛は遺伝する傾向にあるので、種付けなどの計画の参考にもできます。また、仔牛も一頭一頭の健康状態をコンピュータで管理しているので、個体で識別してどの仔牛がどれだけのミルクを飲んだのか、毎日確認することができます。飲んだミルクの量で病気や体調などを把握し、いち早い対応が可能になります。

co.,Ltd.

地域複合アグリビジネス企業「MARS」

地元の大手食品商社「株式会社丸菱」とともに、熊本の農畜産物をもとに新しい食を発信する地域複合アグリビジネス企業
「株式会社マース」を設立。 石坂ファームは、契約牧場として生乳を供給しています。その生乳をもとに、伝統的製法でつくられる
チーズやヨーグルトなどの乳製品は全国で販売され、高評価を得ています。

商品紹介

会社名
有限会社石坂ファーム
設立
2002年12月
代表者
石坂 和昭
資本金
300万円
従業員数
9名(常勤従業員4名、実習生7名)
所在住所
熊本県合志市須屋2567-2
事業内容
酪農業